2年間の単身赴任のおかげで家族の絆がより深まり、日常のことに幸せを感じることができた話

2年間の単身赴任のおかげで家族の絆がより深まり、日常のことに幸せを感じることができた話

【自分の性別】男性
【誰が単身赴任したか】
夫である自分が単身赴任

【自分の職業】(単身赴任開始時)
公務員
【自分の年齢】(単身赴任開始時)
47歳

【妻の職業】(単身赴任開始時)
保育士として、保育園に勤務
【妻の年齢】(単身赴任開始時)
44歳

【家族構成】(単身赴任開始時)
夫である自分、妻、男の子16歳、女の子10歳 合計4人





【単身赴任の期間】
2年で終了

【現在】
今は一緒に住んでいる(単身赴任を終えて帰ってきた)




【子供は増えたか】
増えていません




【決意の理由】
東日本大震災への応援派遣だったため、家族で引っ越すことはできませんでした。
ただ、断ることもできないので、単身赴任を決断しました。




【不安だったこと】
・残していく家族のことが一番心配
・行ったことのない場所での生活環境
・遠く離れた場所になるため、すぐに帰ることができないこと

【決まった時の心境】
まさか自分が、派遣されるとは思っていなかったため、正直ショックでした。
しかし、交代で周りの人は行っているため、断ることはできませんでした。
ただ、関わるプロジェクトが大きかったことから、自分の経験を積むチャンスになると、少し楽しみな部分もありました。




【夫婦での話し合い】
本当に行かないといけないのかを、かなりの時間をかけて説明しました。
納得したあとは、特に問題はありませんでした。
お金のこととか、条件面のことも、話しました。
キャッシュカードを1枚しか持っていなかったため、現金をどうやって送るかが問題でした。

【子供への説明】
一番悩んだのは、子供にどのように伝えるかでした。
上の男の子には、すぐに話しました。
復興の仕事なので、やらなければならないと、理解してくれました。
また、家を守ってくれとお願いしたときは、ぐっと心に感じるものがあったようです。
下の女の子は、小学校4年生だったので、ギリギリまで話さないでおこうと決めていましたが、クリスマスの日に夫婦で話しているところを聞いて、何かを感じたのか、何が起こっているのかしつこく聞いてきたので、話しました。
かなり、長い時間泣いていました。
ショックだったみたいです。
家族全員揃って、話してやれば良かったと後悔しました。

【親戚や友人への説明】
両親には直ぐに話しました。
近くに住んでいるため、困ったときには、助けてもらうことをお願いしました。
その他の人には、話していません。




【住民票は・・・】
住民票は異動させなかった

【理由は・・・】
短期の単身赴任であることが分かっていたので、住民票の移動は行いませんでした。
困ったことは、ありませんでした。




【家電など生活必需品】
派遣先に専用のアパートが用意してあり、家電や家具など生活必需品は完備されていたため、自分で揃える必要はありませんでした。
近くに、ホームセンターやスーパーがあったため、生活する上で、苦労することはありませんでした。

【準備で苦労したこと】
一番苦労したのは、子供の気持ちの整理でした。
単身赴任の話を伝えてから、しばらくの間、泣いて行かないでを言われました。
さすがに、心が痛かったです。
宮城県に連れて行くことなど、色々と約束して、少しづつ納得してもらいました。




【最初の数日の不安】
・自分しかいない静かな部屋に寂しさを感じた
・夜明けが早く、生活リズムが狂ってしまった
・自炊するか迷った

【悩みや不安に思ったこと】
最初は、やはり寂しさを感じました。
平日は、仕事があるのであまり感じませんでしたが、土日の休日に寂しくなりました。
油断すると、1日家から出ずに過ぎてしまうので、必ず外出するようにしていました。
家族連れを見ると、寂しくなりました。




【家に帰る頻度】
遠かったので、年に2回くらいしか帰れませんでした。

【生活と心境の変化】
単身赴任1ヶ月を過ぎてから、だんだん慣れだし、活動範囲も広がってきました。
せっかく、東北に来たのだから、名所に全て行くことを目標にしました。
結果的に、これがモチベーションとなり、気持ちが安定してと思います。
土日祝日は、積極的に外出し車で色々なところに行きました。
車の長距離運転が苦にならなくなりました。
自炊も、朝は決まったものを食べることでルーティンができ、スムーズにできるようになりました。
掃除洗濯も自分一人分だと、かえって楽だということに気が付き、問題なく生活できました。

【子供の様子】
長期の休みには呼んで、観光地をめぐりました。
今まで旅行などしたことがなかったので、みんな楽しんでいました。
子どもたちは、特に問題なく生活していたようで、旅行ができることを楽しみにしてたようです。
いつもは行けないところに行けたのは、大きかったと思います。




【単身赴任中の危機】
一人の時間に慣れてくると、だんだんと夜ふかしをしてしまいがちになって、朝起きるのがしんどくなってくる。
特に、寒い日の朝など、布団から出れなくなってしまう。
一人で暮らしているので、当然起こしてくれる人はおらず、遅刻しそうなときが度々あった。
職場が5階にあったが、階段で上がるしかなく、ボロボロ状態で駆け込んだこともあった。
息が上がって落ち着けるまもなく、電話がかかってきたとき、うまくしゃべることできず、相手に心配されてしまった。




【妻のありがたみ】
子どもたちを、一人で面倒を見るのは大変だったと思っています。
しかし、学校行事や役員などもこなして、問題なく終わらせてくれました。
妻のことを、ちょっと頼りなく思っていたのですが、いろいろと任せることができたことを感謝しています。




【良かったこと】
家族旅行が、たくさんできたこと。
また、その間、家族がひとつになり、一緒にいる時間が増えました。
より濃密な時間を過ごすことができたのは、単身赴任のおかげだと思っています。
また、一人の時間の楽しみ方が分かったのも良かったと思います。




【子供・夫婦関係の変化】
どちらかというと、私に頼り切っていたところがあったので、妻も自分でやらないといけないと、自覚が出てきたのは良かったと思います。
街内の行事とか、学校行事に出席するようになり、役割分担も変わってきました。




【工夫と便利ツール】
やはり、ビデオ通話ができたことは、大きかったです。
毎日、顔を見ながら話すことができて、家の様子なども目てみて把握することができたので、安心できました。
ただ、毎日話していると、だんだんネタが無くなってきて、誰も喋らなくなってしまうこともありました。
また、こちらは一人で3人を相手にするため、1時間くらいカメラの前から動くことができず、流石に毎日だと辛くなってきました。
だけど、そんなことを言えるわけもなく、毎日が修行のようでした。




【単身赴任は・・・】
単身赴任という経験があって良かった

【なぜそう思うか】
普通ではできない体験をたくさんさせてもらい、今後の自分の仕事へのモチベーションとなったこと。
また、たくさんの人と知り合うことができ、今でもいい関係でいること。




【現状と未来】
現在、2年間の単身赴任期間を終え、家族と暮らしています。
一人の時間は確かに楽しいところもありましたが、子供と一緒に暮らすことが、こんなに大変なことかと再確認させられたときに、なんとも言えない幸せを感じました。
なんにも縛られない自由な時間を経験できたことは、今後普通に起こることが、決して普通ではないことを改めて実感できる機会になりました。



【当時の自分へのアドバイス】
赴任する前から、もっとその土地のことを調べておいた方がいい。
直ぐに行動でき、無駄な時間を過ごさなくてもいいから。
あと、税金関係の手続きは住民票を動かさなくても行った先の手続きとなるので、市役所で必要なことをしておかないと、後々やり取りが大変になる。
つい無駄使いしがちになるので、必要な物だけ買って、物を増やさないように。